ケンブリッジ英検CPEの裏話:ペアはA評価、私はC評価。でも合格できたリアルな話 ※クラス全体の合否データも公開!

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます!

今回は、ケンブリッジ英検CPEのスピーキング試験に関する、ちょっとした「裏話」をお届けします。


この記事はこんな方におすすめです

  • ケンブリッジ英検のスピーキング試験が不安な方
  • スピーキングで「ペアとのレベル差」が合否にどう影響するか気になっている方
  • 実際の対策クラスの成績や合格率を知りたい方

初めてお越しの方へ:ちょっとだけ自己紹介

私はイギリス在住時代に、FCE → CAE → CPE と、ケンブリッジ英検を段階的に受験・取得してきました。

今回のお話は、私がCPE(C2 Proficiency)のスピーキング試験を受けた際の実体験がベースになっています。

「ペアとのレベル差があっても合格できるの?」と不安に感じている方には、特に参考になる内容だと思います。

前回の記事([前回の記事はこちら])では、私が本番で使った“たったひとつの戦略”や“5つのお守り表現”をご紹介しました。

今回はもう少し、リアルな受験結果や周囲の人との比較を通して、「CPEって実際どうだったの?」というところを掘り下げていきたいと思います。

私が通っていたCPE対策クラスのリアルな様子

私がCPEを受験したのは現在の試験形式に改定される少し前ですが、評価基準は大きくは変わっておらず、今の形式でも十分に通用する内容だと感じています。

試験対策のクラスには、時期によって5人から7人が在籍していました。(男女比は3対4)

実際に受験したのは私を含めて4人でした。

私以外は、全て欧州出身の方で、英語の実力もさることながら、英語に対する熱量がすごいなと感じました。

スピーキング試験:ペアとの結果差は…

クラスでの練習は全くなかったスピーキングですが、ペアになったのは同じクラスの方でした。

とはいえ、彼女は非常に英語力が高く、クラスにもほとんど顔を出していなかったため、実質「初対面に近い」存在でした。

結果はというと:

ペアの方:Aレベルの評価

私:Cレベルの評価

自分で言うのもなんですが…これはかなりのレベル差です(笑)。

でも、それでもちゃんと合格できたんです。

これが、今回一番お伝えしたいこと。

スピーキング試験を実際に受けて分かったこと

分かったこと:スピーキングは「ペアでのやりとりは重要、でもパフォーマンスはしっかりと個別に評価してもらえる

CPEのスピーキング試験は基本的にペアで行われるため、「相手がうますぎると自分がかすんでしまうのでは…」という不安を感じている方も多いと思います。

もちろん、ぺアとのインタラクティブなやり取りは評価の重要なポイントです。

相手と意思疎通が取れ、適切にリアクションをしながら会話を進めることは大前提です。

でも、私自身の経験からはっきり言えるのは、ペアがどれだけ優秀でも、自分のパフォーマンスはきちんと個別に評価してもらえるということです。

——ペアの方がA評価だったからといって、自分のスコアが引き上げられることもなければ、引き下げられることもない

それぞれが、それぞれの実力で、公平に評価される——

これは実際に受けてみて初めて実感できた、最大の安心材料でした。

クラス全体の受験結果はどうだった?

CPE対策クラス7人のうち、実際に受験したのは4人。

その結果は、次のようになりました。(※評価は、改定前のケンブリッジ英検CPEのレベル評価に基づいています。)

結果として、4人中3人が合格。合格率は75%でした。

受験者スピーキング結果CPE試験の総合評価
ペアの方A評価A
C評価C
クラスメイト(1)不明(スピーキング)C
クラスメイト(2)不明(スピーキング)不合格

他の学校のことは分かりませんが、最上級レベルの試験としては、健闘した方ではないかと思いました。

特筆すべきは、私と同じくCレベルで合格したクラスメイトが、半年後にCPEに再挑戦し、Bレベルで合格したということです。

「CPEをすでに合格しているにもかかわらず、合格という結果にしがみつくのではなく、それをあっさりと手放して、さらに上を目指す」——そんな彼女の姿勢には、心が震える思いでした。

当時、やっとの思いで合格した私には、合格してもなお、さらに上のレベルでの合格を目指して再受験するという発想は全くなかったからです。

そして改めて思う:「ペアは敵じゃない」

前回の記事でも少し触れましたが、本番中、ペアの方が私の言葉にうなずいてくれたとき、ちゃんと伝わっているんだなと安心し、少しだけ気が楽になったのを覚えています。

「この人は、敵じゃない。一緒に、揺れる吊り橋を渡っているパートナーなんだ。」

そんな気持ちになれたのは、お守り表現を準備していたからというだけではなく、試験を「一緒に乗り越える場」と捉えることができたからかもしれません。

これからケンブリッジ英検のスピーキングを受験される方へ

「ペアがすごい人だったらどうしよう」

…そう思っている方がいるとしたら——大丈夫です!私もそうでした。

実際に、ペアがAレベルでも、自分がCレベルでも合格できました。

「自分のやるべきことに集中してしっかりと準備をすること」

「評価基準に沿った表現を、自分の言葉で自然に使えるようにしておくこと」

これができれば、きちんと公平に評価してもらえます。

合格のラインは高く見えても、意外と「届く距離」にあるかもしれません。

皆さんの素敵な挑戦を、心から応援しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※本記事は、筆者の個人的な受験体験をもとにした情報のご紹介です。試験結果を保証するものではありませんが、少しでも受験のヒントになれば嬉しいです。

※次回は、独学 vs 対策クラス——ケンブリッジ英検(FCE、CAE、CPE)を、計8回受験した私がたどり着いた結論とは?についてご紹介します。

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